→ 読む前の注意 → 目次<反地球シリーズ>ゴルの虜囚ジョン・ノーマン6. 奴隷商ターゴとの邂逅(8) イラッとして女たちを見て、呆然とさせられました。信じられないほどの美女たちです。わたしは数万人に一人の、幻想的なまでに美しい女性だと自分で思っています。モデルでさえあったのです。でもここには驚いたことに、しかもものすごく頭に来ることに、少なくとも11人は疑いなく、明らかにわたしより美しいのです。わたしとしては、地球で、自分より美しさが優れていると認める人に会ったことがありません。ここには、理解できないけど、明らかに少なくとも11人います。こんなところにこんなにたくさんいるのは、どうしたら有り得るのかと困惑しました。感情をかき乱されました。でもわたしのほうが知性的で、お金持ちで、趣味が良くて、洗練されているんだと自分に言い聞かせました。この女たちは単なる野蛮人よ。この女たちに憐れみを覚えました。気に入らない!ムカつくのよ!わたしが地...
2009年6月6日土曜日
2009年6月5日金曜日
ゴルの虜囚 登場人物 【CAPTIVE OF GOR】
エリノア・ブリントン 地球の裕福で傲慢で美しい娘。職業モデル。惑星ゴルに奴隷として拉致される。ゴルの虜囚の主人公。タール・キャボット(ボスク) 反地球シリーズの主人公だが、今回のお話には最後にちょっとしか出てこない。現在はカル港の商人のボスクを名乗っていて、タール・キャボットの名は捨てている。ターゴ 惑星ゴルの奴隷商人。ユート 女奴隷。元革職人階級。インジ 女奴隷。元書記階級。ラナ 女奴隷。ターゴキャンプの奴隷のリーダ...
ゴルの虜囚 57 【CAPTIVE OF GOR】
→ 読む前の注意 → 目次<反地球シリーズ>ゴルの虜囚ジョン・ノーマン6. 奴隷商ターゴとの邂逅(7) この男たちは見たところとても素朴です。わたしをさらってきた、洗練された装備を持つ人たちと同じグループのはずがないことに、不安が和らぎました。でも同様に不安でもありました。宇宙の間を飛ぶのに必要な技術力なんて、明らかに持っている人たちではありません。この人たちは、本当に、自力でわたしを地球に帰せるはずがありません。 それでも偶然に出会ったのだし、最善を尽くすべきでしょう。 わたしは助かった、大事なのはそのことです。この世界には間違いなく、宇宙飛行の能力を持つ人たちが居るはずです。調べてコンタクトを取ろう。わたしはお金持ちだから、地球に戻る輸送費は十分払えるわ。大事なのは、わたしの身は安全だと言うこと。助かってってこと。 荷車を見ました。 どちらかと言うと大きいほうです。何箇所に傷跡がありました。まるで、鋭いものがぶつかったようでした...
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