2009年5月17日日曜日

ゴルの虜囚 40 【CAPTIVE OF GOR】

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<反地球シリーズ>
ゴルの虜囚
ジョン・ノーマン


4. 奴隷のカプセル(10)

 力強い手がわたしを後ろから掴みました。黒いチュニックを着た男のうちの一人でした。彼の頬骨のところには、小さい三つのかき傷がありました。わたしは涙を流して蹴飛ばしながら、船を通るパイプと板の列の間を押しやられました。
 そしてカーブしたエリアに来て、ぞっとしました。金属の棚が密接してぎゅうぎゅうに詰められていていました。棚は上は曲がった船の金属の天井に、下は金属の床に固定されていました。列の間には狭い通路がありました。棚の中には、大きくて、透明な、硬いプラスチックでできていそうな透明なシリンダーやチューブが、床に平行する長い軸にベルトでとめられていました。その中には、わたしが見た、トラックから運ばれた女性たちが入っていました
 わたしは中央の通路の、右も左もシリンダーの棚の間に無理やり押し込まれました。
 そして、そこで押さえられました。
 空のシリンダーがわたしを受け入れるように、だいたいわたしの目の高さで右に近づいてきました。
 そこで、わたしを後ろから腕で押さえている男が立ち止まりました。
 責任者らしい服をまとった他の男が、シリンダーの端の蓋をねじって開けました。
 二つの細い注入管があり、シリンダーの両端に固定されていました。注入管は壁の機器に導き入れられていました。

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訳者の言い訳と解説

 シリンダーは縦置きじゃなくて横置き。

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